算数・数学の成績は計算問題演習しかない?

読解力を身につける勉強方法とは?
読解力と科目ごとの学習方法

算数・数学の成績は計算問題演習しかない?

算数については、計算問題集を与えておけば「学習できている」という安心感があるかもしれません。でも、実際の受験で単純な計算問題の配点が少ないのはご存じの通り。本来、数学が求める論理的思考力を身につけるには?

計算力だけで算数の成績が上がるわけではありません

算数の成績を上げたい! という相談を多く見ていると、「とにかく少しでも点を上げるために計算問題をしっかりやって取りこぼしをなくす」と考えている方が多いようです。もちろん計算問題を間違えないことは大切なことです。

しかし、全体的な配点の中で、単純な計算問題の比重は小さいです。「取りこぼしをなくす」という意味では大切なのですが、計算だけで算数の成績を大きく高めることはできません。特に難関中学の入試を見ると、文章題や図形、絵や資料を使った出題などどんどん高度化しています。

算数・数学こそ、論理的な考え方を磨くための勉強です。文章題や図形などで「読み解く力」をつけていかなければなりません。文章題は「言語的領域」、図形や絵を使った出題は「非言語的領域」と言いますが、この両方のバランスがとれた読解力を身につけることが、算数・数学の成績を高めるためには不可欠です。

教科の壁を超えて、自分の暮らしに役立てる、本当の反復学習を

算数の勉強と言えば、ずらりと足し算や引き算が並んだ計算問題を大量に解くイメージの方が多いようです。反復学習というのは大切なことですが、反復にもいろいろあります。本当に算数の難しい問題に取り組む時、足し算や引き算を何度も繰り返して機械のように正確な解答力を身につけることは「必要」だけれども「十分」ではありません。

算数にも「経験」を広げ、また「語彙」を増やす必要があります。そのために、難易度の違う類題を反復することがとても大切なのです。だから読解力を磨くオンライン学習「チアスタディ」では算数の類題も多数出題します。理科や社会のような一見算数と関係なさそうな分野でも、データを使うなど数学的思考力に関わる問題を豊富に用意しています。政治・経済の分野からも、算数に役立つ設問が出てきます。

実は、算数の成績を高めるためには、生きた数字を扱って自分の暮らしに役立てるという発想が大切なのです。チアスタディの反復学習は、ただ同じ分野同じ問題を繰り返すのではなく、教科の壁を超えて、論理的思考力を身につけるための反復学習となっています。

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