進学校で伸びる子供に育てるための準備とは?

読解力はなぜ大切?
子どもの進学を考え始めたご家庭に

進学校で伸びる子供に育てるための準備とは?

難関私立中学校、中高一貫校への進学は、小学生をもつ親にとって大きな目標です。でも、忘れてはいけないのは、進学校への入学は決してゴールではないということ。新しい競争環境の中で、伸びる生徒になるために、小学校のうちから心がけておくべきことがいくつかあります。そのうちの1つはもちろん「読解力」です。

難関中学に入って、そこからさらに伸びる秘訣とは?

難関中学校の受験準備が大変であるほど、合格できたときの喜びは大きなものです。でも、それがゴールではないことは忘れてはいけません。何のために難しい学校に入ったかといえば、そこでまたしっかり勉強して成績を伸ばし、さらに上のレベルへ行けるようになるためです。

よく言われるように、最難関の中高一貫校ほど学風が自由で楽しく、その分、一定数の生徒は完全に授業についていけていないのが実際のところです。何とかわが子は、進学校に入っただけでなく、そこでさらに伸びていけるようにしたいものです。

多くの合格者から聞こえてくるのは「中学校に入ったら、急に進度が早くなって付いていくだけで大変!」ということです。置いていかれないようにするにはどう準備すれば良いでしょう。

進度の早い難関校であわてることのない基礎体力を小学校のうちに

いわゆる進学校では、名の知れた、少し難度の高い教科書を使っていることも多いです。校風が自由なので、速度が速くレベルの高い授業についてこられる人だけがどんどん前に進んでしまうということになりがちです。難度の高い教科書は、よく読んでみるととても良いものです。人気の教科書は一般の書店で大人が買っていったりすることでも知られていますね。速度が速い授業の中で、そうした教科書をしっかり読める人が、進学校の中でさらに成績を伸ばせます。また、先生への質問力も成績を伸ばすために不可欠です。

そうした力は、読解力によって培われます。読解力はただ文を読めます、ということではなく、論理的に考える力も含んでいるので、質問力の高い人は必ず読解力が身についています。

ただ注意が必要なのは、難関中学校では読解力について教えてくれるわけではないことです。できる限り小学校のうちにしっかりとした読解力を身につけておくことが大切です。

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