いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
今回も論説文の読解メソッドについて説明したいと思います。
前回、前々回のブログでは「説得力」のある文章を書く上で重要になる論理のしくみとして「対比」·「類比」があるということをお伝えしました。
今回はその最後となります。
それは「因果」です。
まとめると、自分の意見を「説得力」のある文章で伝える論理の仕組みは「対比」·「類比」·「因果」の三つになるということです。
ちなみに、今回お伝えする「因果」はある意味定番となる論理の仕組みですので保護者の皆様にとっても馴染み深いと思います。
「因果」とは文字通り「原因」と「結果(*意見)」をセットで述べるという論理の仕組みになります。
その上で注意すべき点は下記の通りです。
注意点その1
「原因」→「結果(意見)」の順で述べられているか、「結果(意見)」→「原因」の順で述べられているかに注意を払う。
その際、接続語の働きにも注意すると分かりやすくなる。
具体的には、「原因」→「結果(意見)」の順で述べられている場合は「だから、そのため」など順接の働きの接続語が使われ、「結果(意見)」→「原因」の順で述べられている場合は「なぜなら、したがって」など理由説明の接続語が使われる。
注意点その2
「原因」の部分は具体説明になるので、どこからどこまでが「原因」の説明になっているかをしっかりおさえる。
「因果」は「対比」や「類比」に比べて分かりやすい論理ではありますが、油断は禁物です。
子供たちは意外に「原因」と「結果(*意見)」の関係をとらえることなく読み進めています。
注意しましょう。
今回のお話はここまでです。
いかがでしたか?
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は7/8をめどに更新予定です。
それでは、また。