子供たちの作文力は低下しているのでしょうか?③

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
5月中旬に差し掛かり、随分日中は暖かくなりましたね。
そんな中、先日今年卒業した生徒が教室に顔を出してくれました!!!
嬉しかったですね😃
ただ、制服姿だったからか(※マスクも着用されていました)、私自身がバタバタしていたからか初めの数秒間程度誰なのか分かりませんでした😅 
(※「女子高生が何故教室に来たの?通室中の生徒のお姉さまか?」と一瞬思いました・・・)

そのため、その生徒を認知できた時はかなり驚いてしまいました😅 
他のスタッフもこんなに驚く私を見たことないと驚いていました(笑)

しかし、子供たちの成長スピードの速さに改めて感心しました😀
最後にその生徒にお会いしたのが3月末ですので、約一ヶ月ぶりに再会したのですが随分大人になったという印象を受けました。他のスタッフも同様の印象を抱いたようです。
成長スピードが速いということは、それだけ「伸びしろ」があるということ。
学校生活をとても楽しんでくれているようでしたので、これからの成長が本当に楽しみになりました。
(※特にこの生徒は尊敬に値するほど努力する生徒でした。それだけに、これからの成長が楽しみです😀)

一方、私位の年齢になると「ボーっと生きていると、あっという間に70歳になってしまうだろうな・・・」と考え始めるフェーズになりますので、チャレンジできることにも限りがあり、人生の「伸びしろ」も残り数センチ程度?かもしれませんが(笑)、子供たちを見習ってこれからも頑張っていこうと思いました👍

さて、早速本題に入りましょう。
前回のブログ(子供たちの作文力は低下しているのでしょうか?②2024年5月11日更新)では、「子供たちの作文力が低下傾向にあると考える原因」について、筆者の考えを述べさせていただきました。そして、今回は作文力を高めるための取り組みについて筆者の考えを述べさせていただこうと思います。
下記ご確認ください。

●取り組み①:文章の書き方を学ぶ

これは、ある意味当然のことかと思います。
筆者が西宮北口で独自の作文教室を開講している理由でもありますが、「文章の構造」「書き方」を学ばなければ書けるようにはなりません。
以前のブログ(ドクターKの目標とフィンランドの教育メソッド2023年10月14日更新)で紹介した教育先進国であるフィンランドでは小学校の授業でお礼状、おわび状、感謝状、招待状など様々な手紙の書き方を教えているそうです。
何事も基本が大切です。
「文章の冒頭に意見と理由はセットで書く」「中の部分で例を挙げるなどして理由を具体化する」「最後にもう一度意見を述べて双括型でまとめる」など文章を書く上での「型」をしっかり習得することが大切です。そして、これは「思考の整理の仕方を学ぶこと」にもつながり、ひいては「話し方」にも良い影響を与えてくれると思います。

●取り組み②:「感性」を磨く

どういうことか?
これはかなり私個人の意見になると思われますが、賛否両論あることを前提に述べさせていただきます。
日頃、子供たちに作文の書き方を指導していて、「子供たちの『感性』が鈍くなっているか?」と感じることがよくあります。
例えば、「感謝したこと」や「美しいと感じた景色」などのテーマを与えて文章を書かせる時に、「親切にされたことなんかない」や「美しいと感じた景色なんかない」と言う子供たちが意外に多いと言えます。当然、「友だちが掃除を手伝ってくれた」「お母さんが毎日ご飯を作ってくれる」「遠足で行った場所で見た景色や家の窓から見た夕日」など日常生活の中の何気ない経験でいいという話を伝えて考えさせますが、「分からない」という回答を返してくる生徒が意外に多いと言えます。
これは大いに問題と筆者は感じています。

作文を書く上で最も大切なのは書く内容があるかどうか、つまり「What(何)」があるかどうかです。
例えば、いくら流暢に話すスキルを持っていても(※つまり、「How」があっても)、話してる内容が薄っぺらいようでは聴いている人からの評価を勝ち取ることはできません。
よって、作文力を高めるためには「What(何)」をどれだけたくさん持てるかであり、ひいてはそのための「感性」を磨くことが大切になると思います。(※ちなみに、「感性」は物語文や詩の読解にも必要です

そして、「感性」を磨くには日頃いろんな人々と対面のコミュニケーションをとったり、いろんな景色を見ることなどを通じて「五感」を刺激することが大切だと思います。ところが、近年の子供たちの生活ではそういう経験が減っていると思われます。
5/6の朝日新聞に外遊びや運動をしない子供たちが増えているという記事が載っていましたね。
勿論、個人差はあるでしょう。
ただ、「塾やその他の習い事が忙しい」、「ゲームをしたい」など理由は様々だと思いますが、相対的に子供たちの生活は「外遊び」や「運動」とは縁遠いものになる傾向にあると思います。そして、そのことが「感性」を磨くことの大切さを失うことにつながっているのでは?と少し心配です。人気のある難関校の入試問題を見ると、勉強ができるだけでなく、豊かな「感性」を持った生徒を求めておられると感じる文学的文章が出題されていますので・・・

まだ考えていることがありますが、長くなりましたので本日はここまでとさせていただきます。
そして、作文力をテーマにしたブログも本日で一旦終了とさせていただきます。

チアスタディのキャンペーン情報について、詳しくは下記をご覧ください。
キャンペーン情報紹介ページ

少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は6/8をめどに更新予定です。
それでは、また。

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