語彙の増やし方②

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
各塾で2月に新年度授業が開講し、早いもので1カ月半が経過しますが、筆者のところには続々と国語の学習に関するお悩み相談が持ちかけられております。今年も新しい出会いにたくさん恵まれそうです😄
ちなみに、余談となりますが先日マレーシアで日本人子女向けに塾を開講している先生とオンラインで面会する機会がありました。私が開発したチアスタディに興味を抱いていただき、お問い合わせいただいたことがご縁となり、面会させていただくことになりました。
そして、その先生が開講している塾が非常に面白い塾でした。
それは何故か?
その塾は、国語や算数などを教える塾ではなく「本の読み方」を教える塾だったからです。
その塾に通っている子供たちはいずれ中学・高校進学のタイミングで日本に戻ることを考えている、いわゆる帰国子女の子供たちですが、「灘など最難関中を目指す子は小学3年生時点でこれくらいの本を読めるようになっておくべき」というベンチマークを設定し、本を読ませているそうです。(※過去の合格実績に基づき、志望校と本の内容レベルに一定の相関を見出されておられました。実際、灘をはじめとした最難関中に合格者を輩出されています。)
ご夫婦で運営されている個人塾ですが、キャンセル待ちが出ているほどの人気塾です。
「読解力」とは科目学習の土台となる根本的な学力であるという理念を共有して面会を終えることができ、非常に嬉しい限りでした😂

さて、本題に入りましょう。
前回は「語彙の増やし方」にフォーカスをあててお話させていただきましたが、今回もその続きをお話させていただこうと思います。

下記ご確認ください。

語彙の増やし方③
言葉の意味を調べる時は例文も必ずチェックする

例えば、「開いた口がふさがらない」という慣用句を使って短文を書かせてみると下記のような短文を書くお子様がおられます。

【例文】
私は、美しい風景を見て開いた口がふさがらなかった。

上記の例文はおかしいですね。
「開いた口がふさがらない」という慣用句は、驚きあきれてものが言えなくなった時に使う慣用句ですね。つまり、ポジティブな感情ではなくネガティブな感情を表現する時に使用する慣用句です。
よって、上記のように感動して言葉にならないという想いを表現する時に使う慣用句ではないのですが、辞書で意味を調べただけで終わった場合、上記のように誤った使い方をしてしまう可能性があります。(※大人でも誤って使うことはあると思いますが・・・)
意味だけではなく、それぞれの言葉の持つ性質も理解し覚えてこそ「真の語彙力」になりますので、例文も必ずチェックするというひと手間をかけて学習する姿勢を身につけましょう。

語彙の増やし方④
対義語・類義語も合わせて覚える

これは、ある意味「一石二鳥」を目指した学習法です。すでに同じような取り組みをしているお子様もいらっしゃると思います。
例えば、とある長文を読んでいる時に意味の分からない言葉が出てきたとしましょう。そして、その言葉の意味を辞書やインターネットを活用して調べます。その際、該当語句の意味と例文をチェックするだけでなく、対義語や類義語も合わせてチェックすることで効率的に語彙を増やしていけると思います。些細なことのように思われるかもしれませんが、この取り組みを継続することで語彙力がぐっと高まる効果が期待できます。他の科目の学習にも共通することですが、分からない問題に出くわした時は「学びを拡げるチャンス」と捉え、その一問を通じてどれだけ多くのことを学べるかという考え方を持ってほしいと思います。

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それでは、本日のブログはここまでにさせていただきます。
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は3/30をめどに更新予定です。
それでは、また。

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