いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
関西圏では今年の入試もほぼ終了し、各塾は新年度の授業が始まり新たな生徒を迎え入れていますね。
筆者は他塾の先生にも知り合いが結構多いので色々情報交換しつつ、筆者自身も「今年はどんな子供たちとの出会いの縁に恵まれるのか」と想像し、わくわくしています。
特に年齢的にも体力的にも「いつまで子供たちに直接指導できるか・・・」と自身の引き際を模索するフェーズですので、これからの子供たちとの出会いは筆者にとって年々重みが増してきます。
ちなみに、先週教え子からお誘いを受けて会食に行き、上記のような話を伝えたところ「K先生らしい考え方ですね。応援します!」と納得してくれました(笑)
(※教え子たちの存在には本当に感謝しかありません。一人前の社会人となり、仕事で色々な壁にぶち当たりながらも会う度に成長している教え子たちの姿を見ると自分なりに懸命に歩んできた道は間違いではなかったと思わせてもらえる上に、自分ももうひと踏ん張り頑張ろうと勇気を与えてくれますので😂)
さて、本題に入りましょう。
前回のブログで「随筆文の読解方法」についてお話をさせていただきましたが、今回も「随筆文の読解方法」に絡んだお話をしたいと思います。
先日お話させていただいた通り、随筆文とは、作者の過去の体験とそれに対する作者の意見・感想を述べるという構成になっている文章です。そして、「作者の過去の体験」の部分は「作者が主人公」の物語文と捉えて読む必要があり、「作者の意見・感想」の部分は論説文的に読む必要があるともお伝えさせていただきました。
そして、ここからが本日お伝えしたいことです。
少しレベルの高い話になりますがご了承ください。
実は、一言で「随筆文」と言っても「論説文的な随筆文」と「物語文的な随筆文」に分かれます。
具体的に説明します。
前者の「論説文的な随筆文」は作者が主張したい「意見」が明確に存在し、その説得性を高めるための証拠として筆者の過去の体験(※ここには、作者が見聞したことや読んだ本の内容なども含まれます)が述べられるという文章構成になります。よって、物語文的な出題もありますが比較的論説文的な出題が多くなる傾向にあると言えます。
次に後者の「物語文的な随筆文」について説明します。
これは、純粋に作者の過去の体験が述べられ、それを現在の作者が振り返り「感想」を述べるという文章構成になっています。よって、論説文的な出題もありますが物語文的な出題が多くなる傾向にあると言えます。
向田邦子先生の文章はこの傾向にあると思います。ちなみに、私は向田邦子先生が書く文章の肌触り感が結構好きです😄
そして、子供たちは(※特に上位校を目指す小6受験生)上記の内容を基にどちらのパターンの随筆文なのかを自力で判断できるようになることを目指す方がいいと思います。なぜなら、そうすることで「学習してきた読解スキルの中でどのスキルを使うべきか」という判断力が高まるからです。
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それでは、本日のブログはここまでにさせていただきます。
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は3/2をめどに更新予定です。
それでは、また。