いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
早いもので11月になりましたね。
私のプライベートの話で恐縮ですが、毎年この時期になると同窓会のお誘いや教え子たちから会食のお誘いをいただきます。
残念ながら今年は仕事の予定の調整がつきませんでしたので、同窓会は欠席させていただきました。
(※恩師には久しぶりにお会いしご挨拶したかったのですが😢もうご高齢でいらっしゃいます。京都大学法学部卒業の型破りの先生で心の底から憧れた先生でした。)
ちなみに、教え子との会食には行ってまいります😀
毎年この時期は入試に向けてどんどん気持ちが張り詰めてきますので、自慢の教え子たちの笑顔や成長した姿に癒してもらおうと思います😀
さて、本題に入りましょう。
今回は、思い切って「国語が得意になる小学生の特徴」という大きなテーマでブログを書かせていただこうと思います。日頃、保護者の方々からよく質問されるテーマでありますが、これに対する答えは非常に個人的見解になりますので、今までブログでは書かずにいました。ですので、今回の内容はまさに「独り言」とご認識ください🙇♀️
それでは、早速筆者が今まで教えてきた数えきれない生徒たちの中で国語が得意であった生徒たちの特徴を述べさせていただこうと思います。
下記ご確認ください。
国語が得意になる小学生の特徴
①主観を横に置いておくチカラがある
「何が言いたいの?」と思われるでしょうね😅
少し具体的に説明します。
物語文の読解において、登場人物の心情を想像し理解するチカラは非常に重要です。
この時、「私(自分)」を軸に登場人物の心情を想像する子は正解を導くことは難しくなります。
一方、「私(自分)ならこう感じるけど、世間一般的にはこう感じるのかな」と「私(自分)」の感じ方にとらわれることなく、俯瞰的な視点から登場人物の心情を想像できる子は正解を導ける確率が高い傾向にあると言えます。
これは、ある意味「社会性」の問題と言えると思います。
日頃、他者との関わりを通じてどれだけ相手の感情を受け止め、様々思考を膨らませてきたか。そして、その経験をきっかけに家庭内でどれだけ保護者の方々とコミュニケーションをとってきたかなどの活動がポイントになるのでは?と考えます。
読書量は多いが、国語のテストの成績はあまりよくないというお子様がたまにいらっしゃいますが、その原因の一つに主観にとらわれて読んでしまうということがあると思います。
②抽象的にとらえるチカラがある
このチカラは非常に重要であり、筆者が教えてきた国語の得意な小学生は総じてこのチカラがあったと言えます。抽象的にとらえるチカラがあるお子様は一つの事象を「単純化」するチカラに長けていると言えます。そのため、国語の学習において下記の効果が期待できます。
効果①
物語文の主題をしっかりおさえることができる
(※「この物語文の主題は家族愛だ」など)
効果②
論説文の論理展開を理解し、意味段落のまとまりをしっかりおさえられる
効果③
表現力(※記述力、作文力)が高まる
何事も「抽象から具体への転換」を軸に思考することはとても大切だと思います。
文章読解においても「抽象から具体への転換」を意識して、作者の意見(※抽象)とその理由(※具体)をしっかり分けて読めるかどうかが重要です。また、何かを伝える際も下記の例のように「抽象から具体への転換」を意識して表現することは大切です。働き出した時にも役立つでしょう。
(例)
今回のプロジェクトで掲げる目標は「○〇だ。」
↓
そのために、4つのステップに分けて活動する
↓
まず、ステップ1は〇〇に重点を置いて~
抽象
│
│
↓
具体
(例)
今回のプロジェクトで掲げる目標は「○〇だ。」
↓
そのために、4つのステップに分けて活動する
↓
まず、ステップ1は〇〇に重点を置いて~
抽象
│
│
│
│
↓
具体
「子どもと話していると、何が言いたいのかさっぱりわからない。どうすればいいでしょうか。」とい相談を受けることがよくあります。その原因は、子供たちがいきなり具体的に説明しようとしてしまっているからです。話の冒頭から具体的に説明しようと思うがあまり、支離滅裂な話し方になってしまうお子様は多いと言えます。(※心に身体が追いついていない状態と言えばいいでしょうか)
よって、常に物事を抽象的にとらえられるようにトレーニングすることはとても大切だと筆者は思います。
では、どうすればいいのか?
解決方法を一つにしぼることは難しいと思いますが、筆者は最も効果的な取り組みは「作文トレーニング」だと思います。
作文練習を通じて、抽象から具体に展開する思考習慣や二項対立、対比&類比など思考の型を学び表現する(※作文する)練習をすることで着実に子供たちは物事を抽象的にとらえるチカラを習得してくれます。
だからこそ、筆者は西宮北口の隠れ家的教室で独自の作文教室を開講しました。
作文教室について、詳しくは下記をご覧ください。
小学生のための表現力4技能 紹介ページ
③文の構造を理解するチカラがある
これは、主語・述語の関係や係り受けの関係に注意して読むという基本的なスキルレベルが高いということです。非常に基本的なことではありますが、このチカラはそう簡単に身につくものではありません。
そして、文の構造を理解するチカラのレベルが高いお子様は長文読解力が確実に高いと言えます。
私は長年様々な学力層の子供たちに国語の指導をしてきた経験を通じて、国語が苦手なお子様にむやみに長文ばかり読ませるというトレーニング方法は間違っていると考えています。
そもそも一文を正しく情報処理できない子に長文をむやみに読ませても読解力の向上は期待できません。
私が【読解力アップ】低学年から文節の働きについて勉強するべき理由 というブログで述べさせていただいたことも上記の考えに基づいたものです。
そして、チアスタディを開発しようと思った理由も同様です。
チアスタディの学習は、問題数も非常に多いため小学生のお子様にとってハードなものだと思います。(※特に低学年のお子様の場合)
事実、他塾の先生や学校の先生にチアスタディのテスト版を使用いただくと、「これは、うちの生徒には難しいかも・・・」というご意見をいただくこともあります。ラーメンにたとえるなら「激辛ラーメン」でしょうか😅
しかし、ハードルが高くハードな学習カリキュラムではありますが、しっかり取り組んでいただければ必ず長文読解力向上の土台となる「読解筋」が身につくと私は信じています!!!
最後に余談となりますが、「K先生、どの塾の国語のカリキュラムが一番いいと思いますか?」という質問もよく受けますので、私の個人的見解を述べさせていただきます。
筆者の答えは、「日能研本科コースのカリキュラムとテキストが一番いい」となります。
「それは、K先生が日能研の社員だからそう言うしかないんでしょう。」という声が聞こえてきそうですね。しかし、ご安心ください。私はそういう人間ではありません。
日能研の社長に聞いてもらっても結構です(笑)
私は、基本的に何事も俯瞰的な視点から見るタイプの人間ですし、ざっくばらんな人間です。
今までいくつかの大手塾を渡り歩いてきましたが、平常授業のカリキュラムという点では日能研本科コースの国語のカリキュラムが一番いいとお世辞抜きにそう思っています。
ただし、もう少し宿題が多くてもいいかな・・・とも感じていますが😅
こんなことを言うと、社長に「一言余計です」とお叱りを受けそうですのでこの位にしておきます(笑)
それでは、長くなりましたので本日はここまでとさせていただきます。
チアスタディの【期間限定】お試し会員キャンペーンについて、詳しくは下記をご覧ください。
【期間限定】お試し会員キャンペーン開催のお知らせページ
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は11/23をめどに更新予定です。
それでは、また。