読解力の向上に役立つ取り組みとは?④

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
随分前に「読解力の向上に役立つ取り組みとは?」というテーマでブログを3回更新させていただきましたね😊
今回はその第四弾となりますが、過去3回でご説明した取り組みと比べて少々レベルの高い話となります。
では、どのような取り組みか?
下記ご確認ください。

取り組み:言い換えて説明させることを習慣づける

日常生活の中で親御さんがお子様に何かを指示したり、説明した時はその内容をお子様に言い換えて説明させるというやり取りを徹底し、「言い換えの思考」を習慣づける。

前回のブログで「接続語」を通じて同じ意味の文に言い換えられるという感性を養うことはとても大切であるとお伝えしておりますが、この「言い換え」の思考習慣は、読解力・表現力の向上に大いに役立つと筆者は考えています。だからこそ、私が開発したチアスタディでは「文の言い換え」というテーマを設けて独自の問題トレーニングを徹底しています
ちなみに、将来最難関中学を目指すお子様にとっては「言い換え」の思考習慣は必須であると考えています。

少し余談となります。
現在私は西宮北口にある隠れ家的教室で独自の作文教室を開講しており、たくさんの素晴らしい子どもたちが通ってくださっています。
その中に、某最難関中学への進学を目指している小学2年生の男の子がいます。そして、このお子様の強みはまさに「言い換えの思考習慣」にあります。このお子様はよく私の説明に対して、「つまり、先生が言いたいことは~ことだよね。」と言い換えて言葉を返してきます。それも非常に的確な表現で返してきます。

今一人のお子様を例に挙げましたが、筆者が今まで指導してきた数えきれない生徒たちを振り返ると、読解力のレベルが高いお子様は「言い換え」の思考力のレベルが高い傾向にあります。
これは間違いありません。そして、訓練を積めば必ず言い換えのスキルを習得できるということも間違いありません。
ですので、可能ならば親御さんには家庭内でのお子様とのコミュニケーションにおいて「言い換えの思考」を習慣づけることを意識してお子様に接していただきたいと考えています。
大変かと思いますが、思考の習慣づけは思考の型を習得することであり時間がかかるものです。コツコツ取り組んでいただきたいと筆者は願っています。

ちなみに、「言い換えの思考」を習慣づける時、「つまり」「いわば」などの接続語を活用し親御さんが説明したことを「抽象的に言い換えているか」いう点にこだわって取り組んでいただくとなお「良い」と言えます。
ただし、これまたとても難しく根気がいる活動ではありますが・・・

チアスタディのカリキュラムはこちら

いかがでしたか?
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
10/14をめどに更新予定です。
それでは、また。