「接続語」の働きの特徴②

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
今回も前回に引き続き、「接続語」の働きにフォーカスをあててお話させていただきます。

ただし、今回は少しハイレベルなお話となります。
早速、下記ご確認ください。

●ポイント
接続語を変えることで同意文に書き換えられる。

前回のブログ同様に「どういうこと?」と思われるかもしれませんね😅
例文を使って説明させていただきます。

(例)
・ぼくは、高三の一年間あらゆる誘惑を振り払い受験勉強に没頭した。そのため、〇〇大学に合格した。
・〇〇大学に合格した。なぜなら、ぼくは、高三の一年間あらゆる誘惑を振り払い受験勉強に没頭したからだ。

分かりやすくするために、前回のブログで使用した例文を使用しています。
結論から先にお伝えします。
上記の例文で大切なことは、二つとも「同じ」ことを言っているということです。
少し細かく説明します。

上記の例文では、使われている「接続語」が異なりますね。
一例目は、「順接」の働きをする「そのため」です。
二例目は「説明」の働きをする「なぜなら」です。

そして、子どもたちは今回のように使う「接続語」が変わっただけで話し手が伝えようとしていることが「異なる」と読解し間違えるケースが多いと言えます。
(※言い換えると、「同じ」であることに気づかない、気づいていないというケースが多いと言えます)

論説文などの場合、筆者は自分の意見を言い変えて何度も書く場合があります。
そのため、このように「接続語」を通じて同じ意味の文に書き換えられるという感性を養うことはとても大切であると私は考えています。
そのため、私が開発したチアスタディでは「文の言い換え」というテーマを設けて、このような感性を養うための独自の問題トレーニングを徹底しています。

「読解力」とは技術・スキルです。
技術・スキルがないのに、むやみに長文を多読しても「読解力」の向上は期待できません。

チアスタディのカリキュラムはこちら

いかがでしたか?
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
9/30をめどに更新予定です。
それでは、また。