公立中高一貫校の出題傾向と読解力(2)

読解力はなぜ大切?
進学・受験と読解力の関係とは?

公立中高一貫校の出題傾向と読解力(2)

公立の中高一貫校には「適性検査」と呼ばれる試験があり、そこでは情報を読み解く力や表現する力が求められます。作文や面接などで自分の考えをまとめる必要もあるようです。ここでは公立中高一貫校の適性検査についてもう少し詳しく見ていき、読解力を身につける重要性について考えていきます。

適性検査で出題される内容とは?

公立中高一貫校で求められているのは「どれだけ覚えたか」ではなく、その場で考え、まとめる力だと言えそうです。たとえば面接では、質問に対して内容を整理し、自分の考えをまとめて答える力が必要です。作文が課される学校も多いですが、これも同様で、お題に対して考えをまとめ、論理的に整理して文章で表現しなければなりません。

筆記試験では長文や図表を資料として与え、回答も大きな文字数で書かなければならないものが多いようです。問題内容も国語や社会科にまたがるような教科横断的なものが見られます。出題文や資料をしっかり読み解く必要があります。またそこから得た考え方について表現する力も不可欠です。何より、そうした出題に対応した経験も、普通に小学校で授業を受けているだけではなかなか得られないものかもしれません。

このように「適性検査」では、高い読解力が必要になると言えます。

教科のための授業や塾では得にくい情報処理能力を育てるには

こうした適性検査の出題を見ていると、普通に小学校で授業を受けるだけでは手に負えない問題だと思えてきます。教科理解力を習得するための塾でもこの読解力は身につかないでしょう。

何より大変なのは、高い教科理解力を習得するための塾に通って難関私立中学校を目指している人が、公立中高一貫校を受けるとなると、方向性の違う勉強をしなければならず、これは「一夜漬け」で何とかなるものではありません。そこで、学校や塾とは別に、読解力や表現力を身につける専門のプログラムを受講することが不可欠です。

「チアスタディ」は、小学校低学年から読解力や表現力を育成する独自カリキュラムによるオンライン学習です。授業動画を見て、問題演習に取り組むという学習スタイルですが、文節の役割などを論理的にひも解いて考えを整理する練習をみっちり行うことができます。また、政治や経済にいたるさまざまな出題を体験することで、語彙や考え方の引き出しの広い人になることができます。これは適性検査に求められる学力を身に付けるのに適した学習方法だと言えるでしょう。

次は日能研会員ですが、もっと読解力を伸ばせるでしょうか?