いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
早いもので年が明けて、1カ月半ほどが経過しましたね。
筆者は幸か不幸か公私ともに多忙な日々を過ごしております・・・😅
千葉県の某私立小学校でもチアスタディの導入が決まったり、某民間企業様とも理念を共有し大きな話が動き始めるなど、信念を貫き必死に走り回ってきたことが少しずつ芽吹きだしていると感じているのである意味充実していると言えますが、一方で「今年一年間身体がもつか?」と少し不安を抱えながら活動している今日この頃でございます。
そんな中、ABEMA TIMESで子どもの「読解力」の低下を問題にしたニュースが取り上げられていました。有名な現代文講師である宗慶二氏が子どもの「読解力」の低下の原因を様々述べられていましたが、内容的に私の考えと一致するところが多々ありました。非常に共感できるものであり、非常に勇気づけられました😀
個人的な話で恐縮ですが、自身の教育業界でのキャリアの集大成と位置づけ、チアスタディを開発しました。「国算理社など既存科目以外に読解力育成に特化した新たな科目が子どもたちのために必要である」という仮説に基づき、「教科を貫く読解力の育成」をコンセプトに掲げチアスタディを開発・リリースし、この二年間ほどあらゆる場で声を大きくして「読解力」の重要性を訴えてきました。
いばらの道になることを覚悟した上でのチャレンジでしたが、何度も心が折れそうになりながらもここまでなんとかやってこれましたので、これからもコツコツ頑張っていこうと考えています💪
さて、前置きはこの程度にして本題に入りましょう。
今回は、「国語力を伸ばすために求められる宿題のやり方」について個人的見解を述べさせていただこうと思います。
ちなみに、筆者と本ブログの読者のみなさんとの間で相互理解を深めるために、本ブログでは「国語力」≒「長文読解力」と定義づけさせていただきます。
では、下記ご確認ください。
その1
学んだ読解スキル(※思考技法含む)を確認しながら宿題に取り組む
塾に通っていると必ず宿題が出ますね。
そして、その宿題にはその日の授業で学んだ読解スキルを確認・復習するための問題が出題されています。「そんなこと当たり前」と思われる親御様がたくさんいらっしゃると思いますが、国語の科目の性質上この当たり前のことを確実に実行することが難しいのです。
算数・理科など他の科目は、その日の授業で学んだ解法スキルや知識を確認・復習するために宿題が出されているということを子どもたちも自覚しながら取り組みやすい科目ですが、いかんせん母国語である国語の学習は「読書している感覚」と同じような感覚で塾で出された宿題に取り組んでしまいがちです。
これではいけません。
例えば、「登場人物の心情変化が間接的に読み取れる表現に注意する」という思考技法を学んだのなら、そのことを確認するように「登場人物の心情変化が間接的に読み取れる表現に線を引きながら読む」など、しっかり学んだ読解スキル(※思考技法含む)を意識しながら宿題に取り組みましょう。
そういう意味で、日能研の宿題用の栄冠テキストはよくできていると筆者は考えています😀
その2
意味の分からない言葉や知識についてしっかり調べる
これも「当たり前」と言えば「当たり前」のことですが、確実に実行することが難しい取り組みかと思います。特に、ネット社会の影響でしょうか、最近の子どもたちは相対的に短気になっていると感じます。(※大人もですが・・・)
そのため、すぐに答えや効果を求め、質問してしまいます。
分からないことがあるなら、まずは自ら調べるという活動は、学習の基本です。そうやって学習するからこそ、学習を通じて自立し「独学力」が高まり、社会に出た時も力強く生きていけるのです。
分からないことをなんでもかんでも他者から教えてもらおうとする社員ばかりが集まっている会社は発展しないであろうことは誰でも想像できると思います。
ですので、意味の分からない言葉が出てきたら、まずは辞書などで調べ、その上でまだ分からないことがあれば他の人に質問するようにしましょう。
また、意味の分からない言葉だけでなく、そこから発展して意味の分からない文脈についても関連知識を調べることを心がけましょう。
例えば、とある論説文を読んでいて「二酸化炭素などの温室効果ガスが増加することが地球温暖化の原因である」という文脈が出てきたとしましょう。そうならば、この文脈に関してもネットなどを活用して調べてほしいのです。親御様といっしょに調べて話し合うことも非常に有効です。そうすることで、一つの宿題を通じてより多くのことを学べるのです。
このような取り組みが国語の学習では重要です。
私の考えでは、小5の8月末頃までは「量より質」を重視して長文問題に取り組むべきと思います。そして、それ以降は経験値を高めるために、たくさんのテーマの説明文やたくさんの主題の物語文を読みこなすことが大切だと意識しましょう。
では、話が長くなりましたので本日はここまでにさせていただきます。
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少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回のブログは3/1をめどに更新予定です。
それでは、また。