物語文読解の注意点⑥

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
いよいよ夏休みが始まりますね。つまり、いよいよ夏期講習会が始まります。
今年も筆者は色々仕掛けてきたことが実を結び始めたこともあり、「熱い夏」になりそうですが、気合を入れて乗り越えていこうと考えています💪
と言いながらも体力がもつのかと少し不安ではありますが・・・😰

ちなみに、2024年6月8日に更新した「物語文読解の注意点⑤」というブログで、10年以上前から「いつか会って話がしたい!」と思っていた国語の先生とオンラインでお話する機会に恵まれたという話を紹介させていただきました。
名門である筑波大附属小学校で長年教鞭を執られていた大ベテランの国語の先生で、国語に関する著書もたくさん出版されているすごい先生です。
そして、ついに先日対面でお会いする機会に恵まれました!!!
お恥ずかしい話、会って話始めた時涙が出そうになりました😅
現在は、千葉県にある某名門私立小学校で校長先生をなさっておられます。「国語をいかに系統立てて指導するか」「子供たちが一人でも初見の文章を読めるようにするにはどのような指導が求められるのか」を長年研究されてきた素晴らしい先生でいらっしゃいます。筆者が心から尊敬する先生のお一人であります。
おかげ様で、筆者が掲げている読解力・作文力に関する指導理念・方法に共感いただき、来年度に向けて私が開発したオンライン学習システム チアスタディと作文講座の小学校への導入を前向きにご検討いただけることになりました😀
期待に応えられるよう全力で頑張りたいと思います💪

さて、早速本題に入りましょう。
今回は物語文の読解の注意点についてお話させていただきます。
筆者のところには日頃から国語の学習に関してたくさんの相談事が寄せられます。(※最近は社会の相談事も寄せられます😅)
そのため、答案分析のために日能研の公開テストなど各種テストに目を通す機会が多いのですが、そんな中6/16に実施された日能研全国テストの小4国語の長文問題をチェックする機会に恵まれました。
個人的感想を述べさせていただきますと、小4の国語の問題としては「非常に良問」でした。
(※ただし、塾に通われていないお子様には少し難しかったかもしれませんね・・・)

では、何故「非常に良問」という評価になったのか。
それは出題されていた物語文の問題が「視点」の重要性に焦点をあてた問題だったからです。

では、物語文の読解における「視点」とは何か?
それは、「誰が語り手になっているのか」という点です。

今回の物語文の主人公は、手袋の兄弟でした。
そして、下記の「視点」で物語が展開されていました。

·一つ目の場面は、「ぼく=手袋の弟」が語り手になっている
·二つ目の場面は、「おれ=手袋の兄」が語り手になっている
·三つ目の場面は、「ぼく=手袋の弟」が語り手になっている
·四つ目の場面は、「おれ=手袋の兄」が語り手になっている

当然、上記のポイントをしっかりおさえられているかを問う問題も出題されていましたね。
今回の全国テストの小4国語の長文問題は登場人物が「語り手」になっている文章でしたが、時に登場人物ではない第三者が「語り手」になって物語が展開される文章もあります。

この「誰が語り手になっているか」という点に着目しながら読む習慣が身につくと、登場人物をしっかりおさえて的確に場面を想像する力が高まり、登場人物の心情を的確に読み取る力が高まります。
なかなか高度な読解テクニックではありますが、同志社香里など人気のある難関校の入試問題を解けるようになるには習得すべき読解テクニックと言えます。

長くなりましたので本日はここまでとさせていただきます。

チアスタディの夏休み応援!!!モニターキャンペーンについて、詳しくは下記をご覧ください。
夏休み応援!!!モニターキャンペーン

少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は8/3をめどに更新予定です。
それでは、また。

目次