いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
早速ですが、一点お知らせとなります。
以前何度か本ブログ内で「読むこと・書くこと表裏一体」というコンセプトを掲げた独自の作文指導の講座を西宮北口の隠れ家的な教室で開講しているというお話をさせていただいたと思います。(※ちなみに、「表現力4技能コース」という講座名で開講しておりました)
そして、この4月になんとその作文指導の講座に読解力育成指導カリキュラムを組み込み、リニューアル開講いたしました!!!
その名も読解力・作文力育成講座「読み書きラボ」です。
日頃、作文指導をするかたわら、公開模擬テストの答案分析や解説指導などを実施する中で「早く開講した方がいい」とは常々思っておりましたが、「これ以上忙しくなると倒れるかも・・・😅」と思いじっくりタイミングをはかっておりましたが、今回ついに「読み書きラボ」を開講することにいたしました🎉
今まで開講していた作文指導は隔週月二回受講という指導サイクルでしたが、そこに読解力指導を組み込みますので、「読み書きラボ」は月四回の指導サイクルになっております。
具体的には、第一・三週で作文力育成指導 第二・四週で読解力育成指導という指導サイクルです。
「読み書きラボ」の詳細は下記の公式サイトをご確認ください。
中学受験をお考えのお子様の場合、比較的時間に余裕のある小学4年生までに受講いただくことをお勧めします。
読解力育成指導では二ヶ月に一回のペースで確認テストも実施し、定着度もしっかり管理します。国語力・記述力に不安を感じられているお子様は是非無料体験授業への参加をご検討ください!!!
では、本題に入りましょう。
今回のブログでは、前回のブログに関連して「国語のテストの受け方」をテーマに少しお話させていただこうと思います。実は、持っている実力を確実に得点に結びつけるにはテストの受け方は意外に重要だと筆者は考えています。特に、国語という科目は。
長年国語の指導をしてきて(※ちなみに、以前も述べましたが元々は数学の講師です笑)、よく保護者様から下記のような質問をされました。
「K先生、最後まで文章を読んで
問題を解くべきですか?
それとも文章を途中まで読んで
問題を解くべきですか?
この質問は私に限らず、国語の講師ならば一度は必ず保護者様から質問されたことがあると思います。
では、筆者の答えはどうか。
どちらでもいい。
ただし、条件がある。
「条件がある」という点がミソですね。
では、「条件」とは何か。
それは、しっかりと今まで学習してきた読解方法に則り、文章全体を分析しながら読むということです。
国語のテストを受ける時にもっともダメな読み方は、長文を一度最後まで読み、いざ問題を解くとなった段階で読み返す量が多くなるという読み方です。つまり、ただざっと文章を読んだだけで問題を解こうとすることです。
読み返す量が多いということは、文章全体からやみくもに答えを探すということとほぼ同義ですので、これでは得点につながるテストの受け方とは言えません。
例えば、最後まで文章を読んで問題を解くにしても、下記のような作業をしながら読むべきです。
論説文を例にあげて説明します。
取り組み①
筆者の意見文が出てきたら、線を引く。特に、「つまり」などの言い換え・まとめの働きをする接続詞から始まる文は作者の意見文である可能性が高いと考えること。
取り組み②
筆者の意見に対する理由が述べられている部分に線を引く
取り組み③
頻出の語句など説明のテーマに深く関係する重要語句(※キーワード)には印をつける
取り組み④
「さて、ところで」などの話題転換の接続詞などに注意を払いながら意味段落のまとまりを意識して読む。当然、意味段落の変わり目には線を引いておくなど印をつける
取り組み⑤
『例えば』という接続詞を枠線で囲み、例示の説明が終わったところに印をつけておく
取り組み⑥
比ゆ表現をつかって表現されている筆者の意見文は要注意と考えて、筆者が述べようとしていることは何かを立ち止まって考える
取り組み⑦
文章構造を考え、しっかり筆者の結論をおさえる(※双括型か尾括型か頭括型か)
できるだけ上記の作業に取り組みながら文章を最後まで深く分析しながら読むと、いざ問題を解く時に読み返す量も減り、最短距離で的確に答えをしぼり込めます。
「急がば回れ」です。文章に書かれている内容をしっかり読解できれば解答する時間は速くなります。
ちなみに、途中まで読んで解く場合は、意味段落の変わり目で一旦読むのを止めて、それまでの範囲で出題された問題を先にチェックするようにしましょう。
なぜなら、各問はその問いが含まれている意味段落の範囲の内容で答えを考えることが基本となるからです。そして、問題をチェックして分からなければ潔く飛ばして先を読み進めましょう。よって、取り組み④は非常に重要ということですね。
ちなみに、筆者は過去の経験上意味段落の変わり目で一旦読むことを止めてそれまでの範囲で出題された問題を先にチェックすることをお勧めする生徒が多かったです。
なぜなら、文章内容の理解に加えて「文章内容の記憶」という点も得点力に影響するからです。できるだけ記憶が鮮明なうちに解かせた方が得点力が上がる生徒が多かったという印象です。
この辺は色々試しながら自分なりにやりやすい方法を探しましょう!
有名私立小学校も導入している読解力向上のための画期的なオンライン学習システムについてはこちら
チアスタディ公式サイト
話が長くなりましたので本日はここまでします。
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回のブログは4/26をめどに更新予定です。
それでは、また。