国語の得点力アップ!実力を得点につなげる方法

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
すでにご存じの方も多いかと思われますが、「AI vs 教科書が読めない子どもたち」で有名な数学者の新井紀子先生が「シン読解力」という本を上梓されましたね。
私は以前から新井紀子先生の考え方に深く共感している人間です。今年は個人的な人脈を活用し、新井紀子先生とご面会させていただく機会を得たいと考えています💪
ご興味のある方は是非 「シン読解力」を読んでみてください😀

そんな中、今月末に教え子たちと久しぶりに会食することになりました。
教え子たちの前ではできるだけ元気に振舞おうと意識していますが、今回は果たしてできるかな?と少し心配しております😅
というのも、最近身体が言うことを聞いてくれません😢何故か背中が全体的に痛かったり、急に右足が肉離れをおこして歩行がままならなくなったりと、気持ちとは裏腹に身体が悲鳴を上げている今日この頃でございます😢
ただ、こんなことを書くと、「K先生、それはただの運動不足です!」という保護者様の声がたくさん聞こえてきそうですので自虐ネタはこの辺にしておきます🙇

では、本題に入りましょう。
今回のブログでは、「意外におろそかになりがちだが、非常に重要」と言えるポイントについてお話させていただきます。
それは、「設問文をしっかり読解する」ということです。
「何が言いたいの?」という声が聞こえてきそうですね(笑)

少し具体的に説明させていただきます。
「設問文をしっかり読む」とは「出題者が設問文を通じて問うていることは何か?」を的確に読解するということです。
そして、国語の長文問題ではこのことが意外におろそかになっていることが多いと言えます。そのため、文章内容はしっかり読解できており、とある記述問題の解答を作成するのにどこの意見文を使えばいいかまではわかっているのに残念ながら誤答を書いてしまうというケースをよく見かけます。
つまり、持っている実力を得点に結びつけることができていないのです。
もったいないですね・・・

では、ここで一例をあげて説明してみます。
下記をご確認ください。

【問】「叱る」は「怒る」とどのような点で違うと述べられていますか。

上記のような設問が出題された際、下記のように解答をまとめる子どもが意外に多いと言えます。

【解答例①】「叱る」は相手の課題を理解し、冷静に厳しく注意する行為だが、「怒る」は自分の感情にまかせて相手を厳しく責める行為という点で違う。

いかがでしょうか。
【解答例①】を見て、どう思われますでしょうか。
もし、最難関中の入試問題で今回のような例題が出題され、【解答例①】のような解答を書くと大幅減点、または厳しい場合は×と評価されると思います。

では、その理由を説明させていただきます。
今回の例題の設問文の主語は「叱るは」です。
よって、解答をまとめる場合、あくまで「叱る」という行為の特徴を中心にまとめなければ設問の意図にそぐわないということになります。
【解答例①】は、「叱る」と「怒る」を比較するような論理構成になっており、設問の意図を正しく読み解けていない生徒と評価されてしまうでしょう。
特に、最難関中入試の場合はそういう細かいところまで評価の対象になると考えるべきです。
そのため、下記のような解答が望ましいでしょう。

【解答例②】「叱る」は、感情にまかせず、相手の課題を理解し冷静に厳しく注意する行為であるという点で「怒る」とは違う。

「設問文を正しく読解する」という作業自体は、ある意味当たり前であり、それほど難しくないと思われるかもしれませんが、その考えは危険だと思います。
特に、最難関中の入試問題になると設問の意図を的確に読み取ること自体が難しい問題もたくさん出題されます。
よって、設問文の主語をおさえるなど、各文節の関係をしっかり分析しながら一文を正しく情報処理するという基本の大切さを忘れないようにしましょう。
そのために、私はチアスタディを開発したと言っても過言でありません。
テクニックよりも、まずは基本が大切です。

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少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。

次回のブログは4/12をめどに更新予定です。
それでは、また。