説得力のある文章の書き方

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
今回も少しエピソードトークを絡めます。

筆者は、約6年前に大学受験の小論文指導で有名な先生にオンラインでインタビューしたことがあります。
(※ちなみに、私は昔から「すごい」方と出会うことが大好きです😄)
東大卒で英検1級ホルダー、某有名な通信教育用教材開発会社の小論文指導サービスの開発にも関わっておられ、日本を代表する小論文指導の先生と言っても過言ではない方でした。医学部入試の小論文対策指導も難なく対応できるすごい先生で、非常に興味深いお話をたくさんお聴かせいただきました。

その先生が発せられたコメントの中で特に刺激的に感じたコメントは下記の二点です。

・「国語の先生だから小論文指導ができると考えることは大きな間違い!国語の指導と小論文の指導は別物である!」

・「文章の構築の基本はPREP!これを徹底させる指導が重要である!」

上記のコメントを読んでどう思われますでしょうか?
国語の先生だから小論文指導ができると考えることは大きな間違い!」というコメントに驚かれる親御様は多いのではないでしょうか?
しかし、筆者は「共感」の立場です。
では、なぜ「共感」できるのか?
それはまたの機会にお話しさせていただければと思います。
(※ブログのネタを確保しておく必要もありますので笑)

本日は「文章の構築の基本はPREP!」というコメントにフォーカスをあてて話を展開したいと思います。
この「PREP」という言葉を知っている方も多いかと思います。
自分の意見を述べる時は下記の展開で述べると説得性の高い表現になるというロジックで、社会人向けの研修などでも時折出てくる言葉です。
具体的には下記の通りです。

Point(※意見、話の要点)
Reason(※その理由)
Example(※具体例)
Point(※意見、話の要点)

頭文字をとって「PREP」法と呼びます。
この思考の型は、私が西宮北口の隠れ家的な教室で開講している独自の作文指導教室でも子どもたちに徹底して伝えています。(※特に小5・6生のクラスで)

与えられたテーマに対する自分の意見をまず述べる

※この部分は抽象的に述べる

        ↓

その後、必ずその意見に対する理由を述べる

※この部分は抽象的に述べる

        ↓

理由に関する具体例や自身の体験談を詳しく述べる

※この部分は具体的に述べる

        ↓

最後にもう一度自分の意見をまず述べる

※最後にもう一度意見を述べる双括型

場合によっては、最後にもう一度意見を述べる前に「一方で~」で始めて対比の表現を挿入すると、より説得性が高まるということも子どもたちに伝えています。

意見文の作文を書く時、面接の志望理由を考える時など生活のあらゆる場面で自分の意見をまとめる時はこの「PREP」法が非常に有効であり、小学生の頃からこの思考の型をマスターしておくと何かと有利になると言えます。

そして、私は作文指導をしながら説明文を読解する時もこの「PREP」法を活用するよう子どもたちに伝えています。
つまり、「どこが作者の意見なのか?それに対する理由説明はどこからどこまでなのか?」「双括型になっているか?」という視点から文章を探索しながら読解するよう子どもたちに伝えています。
まさに、「読むことと書くことは表裏一体」です。

私はこのブログでよく「型」という言葉を使用することにお気づきでしょうか?
空手など武道には必ず「型」が存在しますね。
野球などスポーツにも「フォーム」、つまり「型」が存在します。
お礼状やわび状にも「型」が存在します。

「正しく読解できるようになる」・「正しく書けるようになる」ためにも基礎となる「型」の習得が大切なのです。だから、私はチアスタディを開発し、独自の作文教室を開講したのです。

チアスタディのカリキュラムはこちら

いかがでしたか?
少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
12/9をめどに更新予定です。
それでは、また。