読解力の向上に役立つ取り組みとは?①

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
今回から数回にわたり、読解力の向上に役立つと思われる取り組みをご紹介させていただきたいと考えています。

本題に入る前に少し前置きをお話させていただきます。
今回ご紹介する取り組みは、「読解力」は「教科を貫く学力」という考え方を大前提にしたものであるとご理解ください。
私が開発した「チアスタディ」のカリキュラムもこの大前提に立っています。
「読解力の向上 = 国語の学習」という先入観、固定観念を持たれている方が多いと思いますが、その考え方は少し緩めていただいた方がいいと思います。
そもそも「読解力」とはどの教科の学習にも求められる学力であり、裏を返すと算数や理科、社会など他の教科の学習を通じて読解力が向上し、国語の成績アップに役立つというケースは往々にしてあります。

それでは、早速筆者が思う「読解力の向上に役立つ取り組み」をご紹介させていただきます。

取り組み①:新聞を読む

すでに「読売KODOMO新聞」などを購読されているお子さまもいらっしゃると思いますが、新聞を読むことは非常に有効であると筆者は考えており、かなりおすすめです。

では、なぜ有効と考えるのか?
新聞記事は言語情報だけでなく、画像や図、表やグラフなど非言語情報も合わせて掲載されています。そのため、新聞を読むという作業は「言語情報と非言語情報を統合して読解する」という能力を育成することに役立つと言えます。この点においては「理科」「社会」の学習にも同様の効果が期待できると筆者は考えています。
また、受験にも役立つ時事問題の知識も収集できますので、まさに一石二鳥。

ちなみに、一つ注意点を述べさせていただきます。
それは、新聞はあくまで読解力向上に役立つ「道具」でしかないという点です。
新聞はあくまで「道具」である限り、「与えておけば、これで問題ない」という考え方は捨てましょう。
読解力に不安のあるお子さまにただ新聞を渡すだけでは効果は期待できないと思います。
新聞という「道具」を上手く使いこなせるようになるまでの間は保護者のフォロー・管理が必要です。
(※大人でも同じですよね。新卒で入社した社員に名刺やパソコン、企業理念と基本的な商品知識を与えて、「あとは自分でやってくれ」と言っても無理ですよね。先輩社員や上司のフォローが必要です。)

購読し始めて当分の間は、一緒に新聞を読み、わからない語句の意味を説明してあげたり、記事内容についての感想を問いかけてあげたりするなど新聞記事をテーマにお子さまとコミュニケーションをとるということをしてあげてほしいと思います。「毎週日曜日の〇時から1時間は新聞記事で話し合おう!」と決めて取り組むのもいいと思います。

チアスタディも「道具」、日能研の教材も「道具」です。
子どもたちが与えられた「道具」をしっかり使いこなせるようになるまでは保護者の皆様の管理が大切です。

お仕事や家事などもありお忙しいとは思うのですが・・・😅

では、今回はここまでにさせていただきます。
次回は1/21(土)に更新予定です。ご期待ください。
それでは、また。