詩を詠む時の注意点

いつもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
随分秋らしい気候になってきましたね。
食欲の秋、運動の秋、そして何と言っても読書の秋ですね😀
ちなみに、10/7(月)の日経新聞に興味深い社説が掲載されていました。そのタイトルは「見つめ直したい読書の意義」というものでした。
その社説の内容は、文化庁の調査によると一ヶ月に一冊も本を読まない人が6割を超えており、その主な原因はSNSなど本以外の情報に触れる時間が増えているためというものでした。
筆者個人の話で恐縮ですが、筆者は一ヶ月で2冊~3冊のペースで本を読んでいます。そのため、決して多読派とは言えませんね。また、同じ本を再読するタイプであり、社会人になってからは小説を読むことはほとんどなくなり、論説文系の本を中心に読むという特徴があります・・・(※小説も読まねば・・・と反省しています😅)そして、今回の記事にありますように新聞(※全て電子版です)、インターネット上の様々なサイト、SNSなど本以外の情報に触れることも多いタイプと自認しています。
では、筆者は今回の社説を読んでどんな感想を抱いたか?
筆者は、この問題に対して「読んだ方がいい」という意見・感想を抱いています。
その理由を語り出すと長くなりますので、いつかこのブログでお話させていただければと思います🙇🏻‍♂️

さて、本題に入りましょう。
今回は、初めて「詩」に焦点をあてていくつかアドバイスを書かせていただきます。
「詩」は、物語文や説明文など散文と違い、読解力の高さを測りにくい文章ですので入試で出題する学校は少ないという印象です。ただし、某男子最難関中や女子最難関中は毎年必ず出題されますね・・・
筆者の私見となりますが、物語文や説明文など散文は読解スキルの向上が得点力の向上に直結しますが、「詩」はそういうジャンルの文章ではないので、ある意味一番難しいと言えます。
「詩」は「詩歌」と言われる通り、読解するというより「感じる」という抽象的な要素が重要になりますのでアドバイスすることが難しいのですが、下記のアドバイスが参考になれば幸いです。

詩を詠む時の注意点

  • 表現技法が使われている文脈に注意する
    短い文章を通じて自分の想いを表現し、なおかつ読者に自由に想像する「余白」を残す意味でも作者は表現技法を上手く使って遠回しに表現します。そのため、比喩表現(※直喩、隠喩、擬人法)が使われている文脈を通じて作者が伝えようとしていることは何かを立ち止まって考えるなど表現技法に使われている文脈に注意を払うことはとても重要です。
  • 詩の種類を見分ける
    詩には叙景詩・叙事詩・叙情詩の三種類あります。よって、出題されている詩がどの詩にあてはまるかを自力で判断できるようになることが大切です。(※詩の種類を答えさせる問題がよく出題されるという意味ではありませんので誤解なきようお願いいたします)ちなみに、筆者の過去の経験上叙景詩の出題が多いと思います。(※ただし、最難関中では叙情詩の出題が多いという印象があり、難易度も高いと思われます)
    叙景詩は景色を表現した詩になりますので、場面想像し作者が見ている景色を的確におさえることが大切です。
  • 主語・述語や係り受けの関係に注意して読む
    詩は文章量が少ない上に、声に出して読んだ時の聞き心地の良さなどを考慮し改行します。そのため、主語・述語や係り受けの関係に注意して読むという基本的なスキルが意外に重要となります。

例えば、下記の例文を見てください。

銀の月の明かりが
暗闇の中たたずむ
二人の若者の行き先に
希望をあたえる

わかりやすくするために、少し極端な例文を書きました。
上記の例文において、「明かりが - たたずむ」という主語・述語の関係でとらえて読んでしまうといけませんね。
上記の例文では、「明かりが – あたえる」という主語・述語の関係をとらえて読むことが正しく、「たたずむ」は「若者の」という文節を修飾しているととらえて読む必要があります。
大人からすると当たり前のことかもしれませんが、子供たちは意外に間違って読んでしまいます。
そのため、自宅で「詩」を詠む時は音読するようにしましょう。
例えば、上記の例文ならば「銀の月の明かりが」のところで一呼吸置いて読めるかどうかがポイントです。
(※逆に「~たたずむ」のところで一呼吸置いてしまうと間違う可能性が大きいと思われます)

それでは、本日はここまでとさせていただきます。

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少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は11/9をめどに更新予定です。
それでは、また。