「選択肢」問題の注意点(※物語文編)

つもブログを読んでいただき、誠にありがとうございます。
しかし、残暑が厳しいですね・・・😅
筆者は外回りをすることも多いので、今年の残暑の厳しさはかなり身体にこたえます😢
気持ちは若いつもりですが、やはり身体は正直なものでなかなか大変です😰
冬になると「寒さが厳しいですね・・・」というコメントを書くことが目に見えていますので、もはや季節の移り変わりに身体が上手く適応できない状態になっているということでしょう。
年には勝てませんね😢

さて、私の自虐ネタはここまでにして、本題に入りましょう。
今回は、物語文の選択肢問題の解き方に焦点をあてて話をさせていただきます。
前回のブログ「書き抜き」問題の解き方のヒントで取り上げた「書き抜き問題」同様に、選択肢問題はどの中学校の入試問題でも出題される定番の問題パターンです。
正直、この「選択肢問題」をどれだけ確実に得点できるかが合否を大きく左右するといっても過言ではないと思います。そのため、どの中学校を受けるにしても選択肢問題は高い正答率を目指したいところです。ただし、これが難しいのですが・・・
物語文の選択肢問題は、「登場人物の心情変化」に関連した設問が多いと言えます。
したがって、下記の注意点を参考にして解くことを心がけましょう。

「選択肢」問題の注意点

  • 誰の心情なのかをしっかりおさえる
    大人からすると当たり前のことのように思えますが、そもそも「誰の心情が問われているのか」を間違ってしまっているケースは結構あります。特に、日本語は主語が省略されることが多い言語ですので注意が必要です。
  • 心情変化の原因となる文脈をしっかりおさえて、答えを考える
    つまり、心情変化の対象となっている出来事は何かをしっかりおさえて答えを考えるということ。そうすることで、「文章中の言葉と同じ言葉が入っているから・・・」という安易な判断基準で選択肢を選ぶ危険性をおさえる効果が期待できます。
  • 間をつなぐ感情を考える。
    分かりやすい例をあげると、「お化けを見て、鳥肌がたった」という文脈があった場合、間をつなぐ感情は「恐怖」などになりますね。(※「お化けを見た→恐怖→鳥肌がたった」の構図)
    大人はまさかと思うかもしれませんが、「間をつなぐ感情」をイメージすることなく読み進めてしまう子どもたちがどれだけ多いことか・・・
    そうなると、もはや「読解」ではなくなるので正しい答えを選択できるわけがありません。
  • 感情を表す言葉・表現をたくさん覚える
    これはべたな話となりますが、やはり大切です。
    「やるせない」「胸がはりさける」など人間感情を表す言葉・表現をどれだけ知っているかは正答率に影響するだけでなく、問題を解くスピードにも影響します。日頃、国語の宿題をする時に意味の分からない言葉や表現が出てきたら辞書で調べるようにしましょう。まさに、「千里の道も一歩から」です。

少し話の角度を変えます。
どんな問題パターンでも難易度は大きく四段階に分かれると筆者は考えています。
具体的には、「易しい・普通・難問・超難問」の四段階です。
入試は満点を取る必要はありません。(※勿論、満点を取れるにこしたことはないですが、国語という科目の性質上難しいですね・・・)
学校によって若干の違いはあるものの、「7割」得点することを一つの目安にして過去問演習に取り組みましょう。よって、下記のような目安を持つようにしましょう。

・「易しい・普通」レベル問題は、全問正解を目指す
・「難問」レベルの問題は、5割~6割程度の正答率を目指す
・超難問は間違ってもあまり気にしない。

秋以降過去問演習をする時に、「全問正解できるようにならないといけない」という考え方でやり直しされるお子様をたまに見かけますが、その必要はないと思います。
限られた時間を有効活用するという意味でも、やはり「7割」得点することを一つの目安にして、取るべき問題を確実に得点する学力の育成という視点を持って過去問演習に取り組んでください。そして、困った時は普段指導を受けている塾の先生に相談しましょう。(※塾の公開模試のやり直しなども正答率を参考に取るべき問題をしっかりやり直しましょう)

本日はここまでとさせていただきます。

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少しでもお役に立てる独り言になれば幸いです。
次回は10/12をめどに更新予定です。
それでは、また。